札幌を表現してみる
2020.11.04
皆さまこんにちは!
札幌市北区で
お客様の予想を超える
注文住宅を作りたい
マルワホーム企画
やっしーです
イドンデコ!
本日は外壁の石貼の過程をご紹介してみます
貼り物は札幌軟石
約4万年程前に支笏湖を形成した火山活動での火砕流が札幌市南区にまで達した
噴出物が高速で流下し固結した「支笏溶結凝灰岩」という代物です
明治7年頃から大正にかけ、建築資材としてさかんに使われました
採掘場である山鼻~真駒内間に開かれた道路は石山通と呼ばれ今に至ります
現存する建築物では札幌市資料館(旧札幌控訴院~旧札幌高等裁判所)の他にも
東区に多い玉ねぎ倉庫からリノベをした店舗などが残っています
昔に比べると出荷量は大きく減りましたが
まだ札幌特有の建築材料として採掘が続けられています
札幌産の建築材料だけあって街並みにも馴染むので積極的に使っていきたい素材です
ご紹介するのは構造体としてではなく
仕上げ材として札幌軟石を使ったものです
まずは防火の為、サイディングを下地に貼ったあと
1、割り付け通りに加工した石材に接着剤を塗ります
2、硬化速度・接着性能の異なる接着剤を2種類使用します
3、目地厚のパッキンスペーサーをかましながら貼り付けます
4、全て貼り終わった後、目地(隙間)をモルタルで埋めます
手間も掛かり、材料も高価ですが
本物の手触りと質感、時間経過による風化は
塗装表現や印刷されたサイディングでは醸し出せないものです
折角地元に素敵な建材があるのです
画一的なサイディングだけでなく
こういった素材を使って自宅に札幌を取り入れてみてはいかがでしょうか
さて今回はここまで
それではまた
やっしーでした