床のこと
2022.05.16
こんにちは、たなかです。
花粉の季節ですね。関東に住む知り合いは
大体花粉症なんですが、道民で花粉症のかたって
少ないよなあと思ってすこし調べてみました。
花粉にも色んな種類があるようですが
関東など本州の方に多いのが杉による花粉症。
北海道では杉は道南の方には多少あるものの
量はすごく少ないようです。杉が少ない分
春先は白樺、夏は稲、秋はヨモギの花粉などが
飛散するようです。稲も花粉って出るんですね。
2016年から過去10年間の杉・ヒノキの花粉は
札幌市で47㎠に対し、東京は4028㎠!
こんなにも差があるなんてびっくりです。
雨があがった後やアスファルトが多い場所は
花粉が飛散しやすいようですので注意です。
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新築でコストカットをしたい時に
よく検討されるものNo.1「床材」
お見積りは無垢で見ていたけど
突板にしてコストを控えたいな、という
お客様がいたので折角ならブログで
書いてみよう!と思います。(以前も書いてたら
すみません・・・)
無垢材、挽き板、突き板、シート、
シートはなんとなくわかるけど
挽き板と突き板ってなに?それぞれ
良いところ・悪いところはなに?・・・
床選びの参考になれるよう簡単にまとめていきます。
↑左から順に、無垢・挽き板・突板・シート
まずは気になる
【価格帯】
無垢材 > 挽き板 > 突板 > シート
高 低
材種や幅・厚みによって変動はありますが
基本的には天然木をどの位の量使用しているかで
価格が変わっていきます。厚み・幅が大きかったり
一本物であったり、希少な材種だと価格は
上がっていきます。
【無垢材】
天然木を1枚の板に加工したもの。下から
上までびっしり天然木で出来ています。
メリットはなんといっても全てが本物なところ。
1枚1枚の質感がわかるので歩いていて気持ちよくて
木のぬくもりが感じられます。経年変化も愉しめます。
また、深い傷が付いてもヤスリを掛けて自分で
手入れができるので貼り替えをしなくても
一生使っていける床材だと思います。
デメリットは他の床材に比べ高価なところ。
あとは季節によって反りや歪みが出てきます。
これは天然物こその弱点なので「それもまたいい」と感じて
いただけるかたなら味として楽しめると思います!
無垢材ナラ幅120mmの実例
【挽き板】
天然木を2mm厚程用いた
フローリングです。2mmと聞くと
すごく薄い感じもしますが、天然木の
質感はしっかり感じられる厚みなので
見た感じや足先の質感は無垢と同じ。
天然木の下は合板(単板が多層になって
いる木質材料)を使うので歪みや反りが
起きにくいのがメリットです。
また、傷や水のシミなども無垢同様にヤスリを
掛けて自分でも簡単にお手入れできるのも◎
デメリットはあまりないのですが、強いて
挙げるなら無垢ならではの一枚一枚の
木のでこぼこ感というか、そういうのは
すこし感じにくいかもしれません。
挽き板ウォールナット幅120mmの実例
【突板】
突板は天然木を0.3~1mm厚程にスライスして
いるフローリングです。(挽き板の天然木極薄版)
表面は天然木なので経年変化は感じらますし
天然木のフローリングだ!って分かる見た目です。
ただ厚みがない分、無垢や挽き板に比べると
足触りに「木のぬくもり」を感じにくいと思います。
突板ナラ幅約150mmの実例
【シート】
木目模様のプリントしたシートを
用いたフローリング。一番安価なので
とにかくコストカットしたい!という方に
おすすめです。シートなので水拭きもできて
日頃のお手入れはしやすいのがメリット。
カラーや模様のバリエーションも豊富です。
デメリットは傷が付いてしまったときに
無垢や挽き板のようにヤスリ掛けはできないので
光が当たった時に目立ちやすいこと。
プリントなので単調になりやすいのと、無垢や
挽き板と比べると足触りはひんやりします。
シート ナラ幅約150mmの実例
しっかり木の質感を感じたい方には
無垢・挽き板をおすすめします。
無垢の反りや歪みが気になるという方は
見た目は無垢とほとんど変わらない+
でも反ったりすいたりしにくいという
いいとこどりの挽き板・突板が合っていると思います。
突板は厚みが0.3mm~1mmと薄いので、
深い傷がつくとヤスリ掛けができないので
アフター面を考慮すると挽き板が一番
木の質感を愉しめて、かつ長期的にみて
手直しもしやすいのかなと思います。
シートは一度傷つくと補修がしにくいのと
「シート感」が強い印象があるので
リビングなど長くいる場所では使わず
2階の各居室や物置スペースなどで
上手く使い分けていただくことをおすすめします!