施工事例

JR駅近、街中34坪の敷地で中庭を楽しむ暮らし 札幌市M邸

Webマガジンiezoom 2023年9月掲載

心地よい風を感じながら、庭でティータイムを楽しむMさんご夫婦。木製のルーバーで囲まれたプライベート空間にはゆったりとした時間が流れます。

M邸は、約34坪の敷地面積に延床面積が約27坪というコンパクトな都市型住宅。札幌市北区の住宅会社・マルワホーム企画が建てたモデルハウスを購入しました。

ご夫婦の入居後、初めての点検でM邸を訪れたチーフエンジニアの村上弥史さん。設計を担当したモデルハウスの室内が素敵にコーディネートされた様子と、Mさんご夫婦の充実した暮らしぶりを見てとても感動したそう。「ぜひiezoomに取材してほしい」と紹介を受け、ワクワクしながら編集部が取材に向かいました。

帰宅後すぐに手洗いできる洗面台をプラン

中に入ると、地窓からの採光で明るい玄関ホールが出迎えてくれます。

正面には大容量のシューズクローゼットを完備。コートや靴類はもちろん、雪かきスコップやほうきなどの道具類も収まります。

玄関ホールには造作の洗面台をプラン。帰宅してすぐ手洗いができ、お客さまも気兼ねなく使えます。

天井高を抑えた間接照明でくつろげるリビング

フローリングには天然木の無垢材が使われています

庭から室内に目を向けると、つつまれ感のある居心地の良いリビングが家族を迎えます。じつは、LDKの天井高を通常より30㎝抑え210cmにすることで、コンパクトで居心地のよい空間ができました。
「コンセプトは『足る家』です。面積が小さくても必要最小限の天井高、照明などを設計に組み込むことで、小さくてもきちんと“足りて”心地よい空間が生まれます」。住宅部ディレクターの丸山賢さんはこう言います。

家具やインテリアはリフォーム会社に勤めるMさんが主にセレクト。ソファはリビングの広さにピッタリのサイズです。

天井に照明を付けず、床や腰壁などの視線の低い位置に間接的な明かりが提案されています。
共働きのMさんご夫婦。仕事から帰ってホッとひと息つけるのがリビングだそう。日々の疲れを癒すくつろぎの場になっています。

ルーバーで囲った中庭は気軽にアウトドアが楽しめるセカンドリビング

リビングを出ると、庭はすぐそこ。「キャンプ用品は約3年間しまったまま」というほど重い腰が上がらなかったご夫婦でしたが、今では天気がいい日には庭に出てBBQする暮らしに変わりました。
MさんがDIYしたラックに並べられた観葉植物たちもたっぷりの日差しを浴びてすくすく成長中です。

庭とLDKの間はデッキを設けて繋ぎ、同じ床の高さにしているので、まるで続き間のように出入りが可能です。

「今日は外でアイスを食べよう」といった日常の一コマもこの庭で過ごすと特別な時間に変わります。

キッチン、UTなどのたっぷり収納で室内を広々と使用

料理が得意なMさんは奥さまとともにキッチンに立つことが多いそう。
モザイクウッドの腰壁がアクセント。下から照らす間接照明も空間を素敵に演出しています。

収納スペースが多く、食器や調理器具がスッキリと収まり、調理スペースを広く使えます。

キッチン奥には階段下スペースを利用したパントリーも備えているので、日用品や食料品をたくさんストックしておけます。「新たに収納棚を置く必要がないので、空間を広く使えています」と奥さま。

2階は家族専用スペース。洗面脱衣室と浴室のほか、主寝室と2部屋の洋室があります。
大きな引き出しのある造作洗面台は幅広タイプ。スツールに腰掛けて身支度できるスペースもあります。その横には化粧品や洗面グッズなどを保管できる収納棚も備えています。

Mさんご夫婦にお話を伺いました。

マルワホーム企画との出会いは?

奥さま 夫婦共働きなので駅徒歩圏内に住むことが第一条件でした。最初は戸建て注文住宅が希望でしたが、コロナ渦で一旦家づくりを中断している間に土地の価格がどんどん上がり、予算内で注文住宅を建てるには郊外に住むしかない状況に。建売住宅や中古住宅も選択肢に入れて探すようになり、Instagramで見つけたのが、マルワホーム企画さんのモデルハウス見学会でした。

モデルハウスを見学した感想は?

Mさん 見学会に行く少し前、実は別の住宅会社さんの建売住宅の購入を決めて、ローンの仮審査も通っている段階でした。買う前に「一応見比べておこうか」と何の気なしに訪れた見学会でしたが、家に入った瞬間から「いいじゃん!」とワクワクして、ここに早く住みたいと思いました。特にリビングから見た庭の風景、無垢床の雰囲気が気に入りました。
購入を決めていた建売住宅は、家自体にそれほど感動はなく地下鉄駅の近さから「ここでいいかな…」と思っていましたが、マルワホーム企画さんのモデルハウスは具体的に「ここがいい」と思うポイントがたくさんありました。

奥さま 昼の見学だったので、「リビングの天井に照明がないと夜は暗すぎないかな」と不安でしたが、丸山さんがその日の夜にもう一度、見学できるように調整してくれました。間接照明を灯した夜の雰囲気がステキで、安心して購入を決めることができました。

住み心地はいかがですか?

Mさん 天井高を抑えたリビングがとにかく居心地が良くてお気に入りです。リビングでゆったりと過ごす時間は最高です。

奥さま これまで住んでいた1LDKの賃貸マンションでは、夫婦で同じ空間にいられるサイズ感が気に入っていました。モデルハウスを見た時から、1階がワンフロアになった間取りで、すぐに暮らしのイメージが頭に浮かびました。
引っ越してから慣れるまで、しばらくは落ち着かないかなと思っていましたが、まるでずっと前から住んでいたかのように感じています。家が広くなり快適さが増して、2人の距離感は変わらない安心感があります。お互いの存在を感じながら暮らす、私たちのライフスタイルにピッタリの家で大満足です。

Webマガジンiezoom 2023年9月掲載

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