施工事例
暮らしやすさを美しくデザインした「自分仕様」の住まい 札幌市手稲区Tさん
Webマガジンiezoom 2023年9月掲載
Tさんはご夫婦+お子さん3人の5人家族。長く社宅住まいをしてきましたが、お子さんの成長に伴いマイホーム新築を決意。2021年3月に、新居での暮らしをスタートして2年が経ちました。
T邸を設計・施工したのは、マルワホーム企画(札幌市北区)。「友達の家をつくるように、特別な想いでお客さまと向き合う」ことをコンセプトに、暮らしやすいプランと個性豊かなデザインで人気の住宅会社です。
今回はTさんご夫婦に、マルワホーム企画との家づくりの経緯や、住み心地についてお話を伺います。
玄関ホールから続く伸びやかな住空間
幅広のブラック・ガルバリウムでスタイリッシュに仕上がったT邸外観。ウッドデッキには往来からの視線を遮る木製ルーバーが施されています。
T邸を訪れた人が最初に目にするのは、吹き抜けにスケルトン階段を配した明るい玄関ホール。リビングドアの無いLDKと一体化したオープン設計が、空間をより広く感じさせます。靴の脱ぎ履きや荷物のちょっと置きに便利な、ベンチも添えられています。
土間続きにはシューズクローゼットも確保。ご家族全員でテニスを楽しむTさん一家。一番下のラックは家族分のラケットを収納しています。
キッチンから家族の様子が見守れる「縦並び配置」のLDK
奥さんの希望でLDKは縦並びのゾーニングに。
キッチンに立つと、リビングでくつろいだり、階段を行き来する家族の様子が見渡せる造りです。
壁の両端まで伸びたテレビボードは造作によるオリジナル。長尺の棚は、途中2か所をスチールの支柱で支えています。
家族が一緒に居ても、それぞれの空間が心地よく、ゆったりと過ごせます。背の高いTさん家族が足を延ばして座れるソファーは、入居前に購入しておいたお気に入りです。
サイズ指定した造作収納やこだわりのキッチン。洗面室を軸にした回遊動線も魅力
アイランド・キッチンは木製オーダーキッチンを扱うインパクト社のもので、奥さんが一目ぼれしたそう。背面収納はマルワホーム企画の造作です。
ワークトップは総ステンレス。奥行きがあるので、家族が集まって料理を楽しんだり、配膳や片付けもしやすいデザインです。
奥さん キッチンは私の背の高さに合わせてつくってもらいました。背面の戸棚も、手を伸ばして無理なく開閉でき、自分の視界に入っても邪魔に感じない配置になっています。
戸棚の上部には採光窓が付いていて、明るさも確保されています。
キッチン横には大容量のパントリー(収納庫)が。食品や日用品の他、書類などもここで管理しています。
奥さん 可動棚は中に入れる収納ボックスのサイズに合わせて、数センチ単位で細かく設定してもらいました。
パントリーは玄関ホールから洗面室を通って入ることもできるので、買いだし後の荷物の搬入にも便利です。洗面室の吊り収納(写真左手)は、下部からタオルやティッシュが引き出せるよう、開口を付けてもらったオリジナルです。
外の開放感を採り入れ、気軽にアウトドアが楽しめるウッドデッキ
リビングとホールに面したコーナーにつくられたウッドデッキも、ご夫婦のお気に入り。マルワホーム企画の提案です。大きな窓が外の開放感を室内に採り入れ、窓周りはオアシスのようなポイントになっています。
奥さん 日差し対策に日よけシェードを付けてからは、ウッドデッキで過ごす時間がより増えました。
家族でバーベキューもよくするそうで、セカンドリビングのような役割を果たしています。
ご夫婦にお聞きします
Q 依頼の決め手は何でしたか?
A. それまでも数社に見積りやプランをお願いしていましたが、自由度の無さやコスト面で決めかねていました。
そんな折、マルワホーム企画さんのモデルハウスを見学しに行ったんです。その時、対応してくれた仲山社長の人柄に信頼がおけたのと、後日送ってもらったプランが私たち夫婦の好みにぴったりで、依頼を決めました。
Q. プランニングはどのぐらいの期間を要しましたか?
A. 1年越しで、何度も打ち合わせを重ね、プランが完成しました。特に造作してもらう収納棚などは、数センチ単位の納まりまで細かく決定するのに、時間をかけてプランしていただきました。
また、ダイニングで電気プレートを使うときに、コードを引っ張ってくるのがいやで、ダイニングの床にコンセントを埋め込んでもらったり。
そのほかにも、テレビボードやタオルストッカーなど、既製品では手に入らないようなサイズやアイデアは、造作で形にしてもらいました。伝えた希望を全部叶えてもらい、とても満足しています。
Q. 実際に暮らしてみて、いかがですか?
A. それまで3人の子どもたちには、人数分の個室が無かったので、長男が中学入学のタイミングで、それぞれに個室を与えられたのが良かったです。
前もって買っておいたソファーはアメリカンサイズなので、社宅では足の踏み場も無いくらいでしたが、新居ではゆったりと納まり、みんなのお気に入りになっています。
また、キッチン横の収納下に充電基地をつくってもらい、掃除ロボットを導入。洗濯物はハンガーに掛けて干し、乾いたら、そのまま各自が自分のクローゼットにしまう方法に変えました。
自分仕様の収納やキッチンに加えて、家事のやり方そのものも変えたことで、引っ越してきてからは一段と家事ラクになっています。
Webマガジンiezoom 2023年9月掲載